SDGs(持続可能な開発目標)の普及、教育に取り組んできたメンバーが1月に設立したクラスアース(東京)は、教育を通したネイチャーポジティブ(自然再興)の実現を掲げる。5月には、サステイナブル(持続可能な)な物作りを追求したアパレルブランド「クラスアース」を立ち上げた。「ファッションがサステイナブルなアクションに取り組む選択肢になれば」(高岸遥CEO)という思いを込める。
(金谷早紀子)
サステを憧れに
同社は経営者や教師向けのSDGs研修や、25年の大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンのSDGs監修などを手がける。生物多様性の回復というネイチャーポジティブに焦点を当てたのは、「喫緊の課題ながら、気候変動やジェンダー平等などと比べて取り組みが少ない」ため。これを実現すると気候変動なども解決できる包括的な課題のため訴求する。