「社を表現する場に」
広々とした社長室の自慢の一つは、地続きの専用デッキを彩る天然の芝生。ガラス戸越しのデッキは、この芝と赤坂御用地の森を借景に、都心と思えない緑豊かな景色が広がっています。
「ぜいたくだと思います。週2回は手入れもいりますし」と寺田和正社長。20代のころ、ニューヨークで取引先を訪問したところ、芝を張った庭付きの社長室に通されたそう。
「マンハッタンのパークアベニューにこんな場所が」と驚き、「会社としての余裕や文化を感じました」。その時の体験が、社長室は社を表現する場であるべきとの考えにつながったようです。
普段の業務は、他の社員も働くオフィスで行っています。社長室は海外からのゲストの来訪時や、取引先との商談、社員との面談時に使用しているとのこと。
ドアには、ビヨンセやペネロペ・クルスら、ブランドゆかりの著名人のサインが書き込まれ、目をひきます。さらに存在感を放つのが、壁にかかる村上隆の作品。オリジナルで制作されたもので、真ん中が寺田社長、その周りをスタッフが囲む、というテーマで作られています。
作品の世界そのままに、スタッフからの愛情あふれる寄せ書きやプレゼントが一角に並ぶのも、この部屋ならでは。社長の誕生日に全国のスタッフから贈られた品々です。
そんなスタッフとの絆、社としての夢や足跡が感じられる、まさにサマンサタバサを映し出す空間となっています。