綿紡績の繊維事業が再成長に向けた転換点を迎えている。コロナ下で事業規模は一段と縮小して足踏みをしたが、構造改革や価格改定などで損益は着実に改善している。将来の成長に向けて海外市場を狙った態勢も整ってきた。
(小堀真嗣)
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「さらなる収益拡大を目指したい」というのは、前期(25年3月期)に7期ぶりの営業黒字を果たしたシキボウ。今期を初年度とする3カ年の新中期経営計画では、最終年度に売上高256億円、営業利益9億5000万円が目標だ。
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