前期(25年1月期)は特に上期が売り上げ、利益ともに堅調に推移したものの、「夏物商品の不足」で下期に苦戦を強いられた。
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ただ、前期を最終年度とした3カ年の中期経営計画は売り上げこそ目標に数%届かなかったものの、営業利益は2期連続で目標を達成。粗利益率の改善、小売りの売上高伸長、主力工場への生産集約など成果が上がっている。
今期から売上高680億円、営業利益20億円、ROE(自己資本利益率)9%以上を目指す3カ年の新中計が始まった。長く暑い夏に対してMDを構築。「下期の8月も夏物を売っていく」とし、さらに暑い秋への対応も全社的に強めていく。
同時に組織風土改革プロジェクトも立ち上げた。「詳細はこれから」としながらも、「ワクワクする。尊重する。挑戦する」企業像に今以上に近づけ、現場社員がやりがいをもって働ける環境を中堅社員が中心となって議論。全社で新中計達成に向けて進んでいく。