渋谷・原宿エリアにショップを構える6ブランドが5月19~21日、合同でリペアイベント「ドゥ・リペアーズ」を開催した。参加したのは、「パタゴニア」「ザ・ノース・フェイス」「フライターグ」「ヘリーハンセン」「アークテリクス」「ミステリーランチ」。アパレルやバッグの縫製修理、リペアパッチを使った圧着修理、シェルなどのメンテナンス方法の実演とアドバイスなどを行った。
「一つの製品をより長く、愛着を持って着用することで、製品の廃棄量を減らす」ことを目的に開催された。また、コロナ禍でダメージを受けた地域の活性化も狙った。反響は大きく、リペア希望の事前予約は初日段階で150件となった。
各ブランドのスタッフが違うブランドのショップに入り、リペアなどにあたった。例えば衣類の縫製修理を受け付けたパタゴニア東京・渋谷店1階には、パタゴニアの修理センターで働くスタッフだけでなく、ゴールドウイン富山本店のリペアセンターに勤務する専門スタッフが常駐。ブランドを問わず、応対した。
実は今企画の前身となるイベントを22年10月に試験的に開催した。当時はパタゴニア、ザ・ノース・フェイス、フライターグの3ブランドで行ったが、多くの客と地域のブランドから反響があり、今回の実施につながった。今後、半年ごとの開催を予定し、イベントの理念に共感したブランドの参加も促すという。