《15~16年秋冬ミラノ・コレクション》ジオメトリック柄が広がる
【ミラノ=小笠原拓郎、青木規子】15~16年秋冬ミラノ・コレクションにジオメトリックな柄が広がっている。ドットにストライプ、四角のモチーフが中心で、アブストラクトなストライプで変形のチェックのように見せる柄もある。
ドルチェ&ガッバーナのステージには、それぞれの子供を抱いた11人の若い母親たちがたくましい笑顔で立った。メンズコレクション同様にレディスも家族に焦点を当てた。
テーマは「ママにバンザイ」。母への愛情とノスタルジーが漂うエレガントな服が揃った。89年に大ヒットした同名の陽気な曲に合わせて登場したのは、歌詞にも出てくる膝下丈のスカートやドレス。そこに赤いバラのアップリケや子供が母親に贈るために描いたスケッチなどがちりばめられた。
タイポグラフィーの刺繍、聖母マリアを思わせる柄も。白襟のドレスにワンストラップのパンプスなど母に対する貞淑なイメージのアイテムも多い。
(写真=大原広和)
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