クロスカンパニーは16年春、ヤングレディスブランド「イーハイフンワールドギャラリー」のリブランディングを行い、客層ごとに商品レーベルを明確に分ける。個性的なファッションの新レーベル「マニア」では、人気モデル・アーティストの三戸なつめさん=写真=をブランドビジュアルに起用する。
ブランドの新たなキーワードは「ちょっと背伸び」で、レーベルは従来からあるものを含めて六つにした。マニアは、ビンテージ感にトレンド要素を取り入れたデザインで、三戸さんとの協業商品も販売する。
ラフォーレ原宿に店を持つ「イーハイフンワールドギャラリー・ボンボン」はタレントの中村里砂さんを新たにプロデューサーに迎え、ダークロマンティックをテーマとする。他ブランドとの協業商品のレーベル「ゴールド」を含め、これらレーベルでブランドの独自性をアピールする。
年齢層別の対応も強化する。メーンの10代後半~20代前半向けの商品を「ピース」とし、高校生などのピュアヤング向けのエントリー価格の商品を新たに「ハル」として区分けした。その下のジュニア層には、15年春に発売した「フレンズ」を引き続き訴求する。