仮撚り加工を得意とするエイキ(石川県小松市)が蝶理と組み、世界でニーズが高まっているピンタイプの仮撚り加工糸を増産する。ピン仮撚り糸「SPX」の販売を強めている蝶理がピンタイプ仮撚り機2台と試験機を無償で貸与した。エイキの本社工場で11月から量産が始まり、12月中旬にはフル稼働する予定。蝶理の総投資額は約3億円。
(高田淳史)
エイキは本社工場を含め五つの工場を持つ。この間、主力だった高速フリクション仮撚り機での生産を減らし、低速のピン仮撚り機や複合機での生産に切り替えてきた。ピン仮撚り機は今回の増設で11台になり、高速機6台を上回る。
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