「エミリオ・プッチ」は今月のピッティ・イマージネ・ウオモ期間中に、フィレンツェのパラッツォ・プッチでブランドブック『Unexpected Pucci』を発表した。ラウドミア・プッチ副会長兼イメージディレクターが監修し、ニューヨークのリッツォーリ社から出版した。
ファッションデザインだけでなく、同社が60年代から現代までに取り組んできたインテリアデザインやアート分野におけるプロジェクトを紹介している。
ファッションジャーナリストのスージー・メンケスによる序文に始まり、ジャーナリストのアンジェロ・フラッカベントや、建築家でデザイナーのピエロ・リソーニ、芸術家のフランチェスコ・ベッツォーリらが寄稿している。
内容はラグや陶磁器、アートなどがテーマごとに語られており、地中海カラーやシルクスカーフなど、ブランドを象徴するキーワードが浮き彫りになっている。そのほかブランドのルーツをたどることができるアーカイブも紹介している。日本では9月発売予定。発売を記念して、フィレンツェのパラッツォ・プッチにインスタレーションスペースが設置された。

