《若手の声から見る産地の今》④コミュニティーが定着支える 教育制度充実や相談窓口も

2025/07/31 12:30 更新有料会員限定NEW!


 人手不足が深刻化する中、企業にとって貴重な若手人材が働き続けられる施策は不可欠だ。個社だけでは難しい場合でも、産地で連携して課題解決を目指す事例が出ている。

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 アンケートで「今までに辞めたいと思ったことがある」と答えた人のうち、「人間関係」「教育制度の未整備」を理由として挙げた人はそれぞれ約30人おり、自身が置かれている社内環境に悩む人が多いことが分かった。

 企業は教育・研修制度の充実、サポートするメンター制度の導入など安心して働ける職場作りが求められるが、中小規模の企業はそこまで時間やコスト、人手を割けず、十分な教育・フォローが難しいのが実情だ。

 そこで今年6月、尾州産地で始動したのが産地一体で若手育成を目指すプロジェクト。産業観光イベント「ひつじサミット尾州」に参加する企業が連携して教育制度の充実を図る。

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