繊研新聞社が四半期ごとに行っている「ファッションビジネス景況・消費見通しアンケート」で、10~12月のファッション消費は7~9月と比べて「回復している」が20ポイント以上減少し、「変わらない」が47.4%へと大幅に増加した。「悪くなっている」も13.5%に増えるなど、新型コロナウイルス感染拡大の第3波の影響が出ている。
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見えない先行き
10~12月は政府の「Go Toキャンペーン」など消費活性化策で、ファッション分野も一部に効果が見られた。しかし、11月以降は「回復の兆しも見られない」と悲痛な声が聞こえる。21年1~3月も同様で「良くなる」は10%強にとどまり、前四半期から半減。「変わらない」はほぼ同水準だが、「悪くなる」も16.5%へと増える。回復に向かう時期は6割以上の企業が「分からない」、もしくは無回答で先行きの見えない状況が続く。
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