【知・トレンド】《ニュースサクサク》グローバル大手小売り3社の直近四半期業績 H&Mは収益性が好転 ファストリは海外ユニクロ伸びる
インディテックスの19年上期(2~7月)、H&Mの第3四半期(18年12月~19年8月)、ファーストリテイリングの19年8月期業績が出揃った。夏物商戦に当たる直近四半期の業績で見ると、インディテックスが引き続き好調を維持し、H&Mは収益性の回復傾向がうかがえる。上期、国内ユニクロが苦戦したファーストリテイリングも海外ユニクロやジーユーが伸び、増収増益を果たした。
(柏木均之)
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◆ECと実店舗の連携進む
インディテックスは上期を増収増益で折り返した。既存店売上高も5%増となっており、ザラをはじめとする全てのストアブランドがグローバルで実店舗、ECともに伸びたという。第2四半期(5~7月)だけで見ても増収増益を果たし、総利益率も54.5%と前年同期比0.5ポイント改善している。
昨年11月にECの新プラットフォームが稼働し、実店舗がなくてもECで購入できる国・地域が拡大した。パブロ・イスラ会長は上期を好業績で折り返した要因について「この間、店舗や物流、デジタル分野への投資を行ってきたことが奏功し、実店舗とECの融合が進んだことが大きい」と説明する。
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