ゴールドウイン、店内にリペア窓口を設置 スムーズなやり取りで「納得」の利用促す

2023/12/08 14:00 更新有料会員限定


リペアカウンターをレジ近くの売り場中央に設置した

 ゴールドウインは7月、恵比寿ガーデンプレイス内の直営店「ザ・ノース・フェイスキャンプ」にリペアカウンターを設けた。お直し技術を習得した販売員が、持ち込み客を店頭で対応できるようにするものだ。サービス導入から5カ月。店舗内では、専門スタッフと客が修理方法について話し込む光景がよく見られるようになった。

(杉江潤平)

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 ガラス張りのリペアカウンターには、ミシンと生地接着用のプレス機を置く。富山本店のリペアセンターで約2カ月間、専門的な研修を受けた販売員が週4日程度勤務し、「ザ・ノース・フェイス」(TNF)などゴールドウインが展開するブランドの製品修繕を受ける。利用にはウェブ予約が必要で、1カ月前からその枠を解放している。

相場より安い料金で

 1カ所当たりの修理料金(税込み)は、当て布が770円、たたき縫いが550円、パッチ(生地接着)が1100円、防水シームテープの圧着が首回りで1100円、ジャケット・パンツで550円など(キッズ製品と「ゴールドウイン」製品は無料)。「相場より低く、リペア料は安いと言われることが多い」(ゴールドウイン)という。

 7月上旬からサービスの提供を始め、7月は17件、8月は22件、9月は27件、10月は40件、11月は65件と、利用客は徐々に増えている。依頼品の大半は、販売額が大きく、アウトドアシーンでタフに使われることが多いTNF。今の時期はダウンウェアやシェル、スキーウェアなどが目立つ。

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