ゴールドウインは、独占輸入販売する米シューズブランド「オールバーズ」事業を強化する。販売拠点を年内に十数カ所増やすほか、26年には国内4店目となる直営店の開設も計画。30年3月期までにオールバーズの国内売り上げを2倍に引き上げる。
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同社は24年6月にオールバーズの国内事業を承継、店舗や人員も引き継いだ。初年度(24年3月期)は、在庫・データ管理や物流などシステムの一体化に注力したが、2年目となる今期は「ゴールドウインの強みを生かし、オールバーズジャパン時代にはできなかったことに取り組む」(西田幸平オールバーズ事業部長)。
同社が展開する既存直営店内でのコーナー売り場や、新規出店を視野に入れた期間限定店、アウトレット店など、年内に十数カ所の新たな売り場を立ち上げる。26年には東京・原宿店、東京・丸の内店、大阪店に次ぐ国内4店目となるブランドストアの開設も計画している。
並行して既存店の改装も進める。既に2月にはグランフロント大阪の店舗をリニューアル。改装開業後の店舗売り上げは、前年比2ケタ増が続く。
4月5日には、素材調達から廃棄までの温室効果ガスの排出と吸収の合算値がゼロとなる新製品「ムーンショットゼロ」を発売する。アッパーには、カーボンネガティブ(温室効果ガスの排出量が吸収される量より少ない)な放牧地で暮らす羊から調達したメリノウール、ソールにはサトウキビ由来のフォームを採用することなどで実現。重さは27センチで225グラム。税抜き3万2000円。同モデルは全世界5都市で500足を限定販売しており、日本は丸の内店のみで75足を販売する。
オールバーズは16年に誕生。「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」を理念に掲げ、30年までにカーボンフットプリントをほぼゼロにすることを掲げる。日本での販売は20年から。