ゴールドウインは3月20日から、東京本社(港区北青山)1階のイベントスペースで「地球にやさしい未来の服、ひらめき展」を開いている。多くの人たちと地球の未来と今後の服の在り方を考える機会を設けるため企画した。23日には同展サポーターを務めるファッションデザイナーの中里唯馬氏を招き、トークセッションなどを行うイベントデーを催した。29日まで。
同展開催にあたり「地球にやさしい未来の服」をテーマに作品を募集。25年12月~26年2月に小学生~20歳未満の学生から約800点の応募があった。会場ではこれらの応募作品を展示。その全てに中里氏とゴールドウイン社員500人以上がコメントを寄せた。応募作品には「光合成する服」や「土に戻ると花が咲く服」など斬新なアイデアが目立った。

同社では24年から社員が小・中学校に出向き、服と環境問題のつながりを教える出前授業や修学旅行時の企業訪問の受け入れ、独自教材の開発に取り組んでいる。それを踏まえ「メーカーと消費者が協働し、解決策をともに考え発信することでより多くの人の気付きとなるよう」(教育連携担当マネージャーの稲村淳さん)今展を企画した。会場には同業他社の関係者も訪れているという。
学校教育の余白埋める
中里唯馬氏の話

学校内でサステイナビリティー教育が行われていることがうかがえる出品作が目立った。その上で柔軟な発想が混ざり合った、こちらの予想を超えるものが多い。服としての用途が終わった後のことまで設計しているアイデアもあり、素晴らしいと思った。
ただ家庭科の授業などで衣服について学ぶ機会があるが、正直足りないと感じている。アパレル企業が独自の施策でこの余白を埋め、学ぶ機会を提供していることは社会的に意義のある取り組みだと思う。
