人材競争力に関する国際調査「グローバル・タレント・コンペティティブネス・インデックス」(GTCI)の第2版が発表された。人材を獲得・育成・維持する能力をランク付けするもので、93カ国中で日本は20位となった。
1位はスイス、2位はシンガポール、3位はルクセンブルグ。以下トップ10は、米国、カナダ、スウェーデン、英国、デンマーク、オーストラリア、アイルランドと続く。
上位20位にランクインした国はすべて高所得国に分類される。さらにトップレベルの国々は、貿易・投資・移民・新しい考え方に高い開放性がありグローバリゼーションの恩恵を受けていること、適切なレベルのエンプロイアビリティー(雇用される能力)が身に付くように教育システムをカスタマイズしていることなどが共通している。
同調査は、人材総合サービスのアデコグループと、フランス、シンガポール、アラブ首長国連邦に拠点を構えるビジネススクールのINSEAD(インシアード)、シンガポール・ヒューマンキャピタル・リーダーシップ研究所が共同で実施するもの。13年に第1版が発表された。