「サステイナブル(持続可能)な経営思想は、ファッション小売業としての土俵に立つ上で必要条件になっていくと思っている。そうでなければお客様から選ばれなくなる」とは、柚木治社長の言葉だ。「国内外で成長するためにサステイナブルな取り組みは必要か」という問いに対し、そう答えた。
ファーストリテイリンググループが掲げる「服のチカラを、社会のチカラに」というサスティナビリティー・ステートメントに基づき、「無駄な服を作らず、運ばず、売らない。一つひとつの無駄を省き、原材料や作り方を社会や環境に配慮し、人権を尊重したものにしていく」という。
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生活者、生産者、地球の“三方良し”以外ありえない
柚木社長は、「ファッション業界のリーディングカンパニーの一つとして、環境への負荷が低く、持続可能な商品の作り方に変えていく責任がある」と自覚する。その上で、「我々が少しでも努力、対応、貢献していくことで、業界全体のサステイナブルな意識、取り組みの水準が上がっていけば」と期待をかける。
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