好調ジーユー、柚木社長が語るファストファッションの未来形(下) 生活者に寄り添い、旬な服を分かりやすく届ける

2019/12/29 07:00 更新有料会員限定


 外資系ファストファッションブランドが日本1号店や旗艦店を閉店したり、日本市場から撤退したりする事例が増えている。

 そんななか、ジーユーは前期(19年8月期)、売上収益2387億円(前々期比12.7%増)、営業利益281億円(同139.2%増)の大幅増収増益で過去最高の業績を達成した。

 今、なぜジーユーが好調なのか。柚木治社長に理由を聞いた。

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消費者の生活に寄り添うファッションを

 ある時期から世界中の市場をファストファッションが席巻してきましたが、今は世界各地で“より自分に合った服”が求められていると思っています。もちろん、今も世の中からファストファッションは必要とされている。そこに変わりはないという認識です。

 そのなかで我々がやろうとしていることは、“生活密着”。お客様の生活に寄り添うということです。今やおしゃれは我慢する時代ではありません。おしゃれでありながら、着心地が良く、洗濯ができて、すぐ乾く。そういった要素が大事。そのうえ、色やシルエットがより自分に合っている。そういうことが求められていると考えます。様々なニーズをとらえながら、できる限り最大公約数にまとめて、効率を維持する。このバランスを追求しています。

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