アパレル・雑貨卸のホリデー商店 介護服ブランド販売

2019/06/14 06:27 更新


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 アパレル・雑貨卸のホリデー商店(東京)は6月から、介護服のブランド「オーク」を始める。身体に障害を抱える人が片手を使って一人でも着られる仕様にしつつ、素材やデザインにもこだわって、心が自然と上向くような服を作る。

(関麻生衣)

 ブランドは訪問看護とリハビリステーションを運営するワンモアシップ(滋賀県東近江市)の代表で理学療法士の小池隆二氏からの「現場の仕事で着替えを手伝うのが一番大変。アパレルのノウハウを生かして、着せやすい服ができないか」という声から始まった。ブランドの監修に同社、デザインにはインドの伝統的な手仕事、カディで服やストールを作る「コラカプタ」が携わる。

 商品は実際に障害者に試着してもらい、意見を取り込みながらサンプルを5回修正した。既存の介護服で使う素材はジャージーがメインだが、ファッションの要素も盛り込むため布帛にこだわった。その分、ディテールを工夫した。

 パンツはウエストの両脇にひもをつけて片手で引っ張ればはくことができ、プルオーバーは胸元にシャーリングを入れて着脱を楽にした。ボタンもこだわりの一つ。使いやすい舟形を採用し、デザインのアクセントにもなっている。

 今回はインド綿を使い、現地の職人が手作業する温もり感が持ち味に仕上がった。ブラウスとジャケット、プルオーバーはかすれた風合いの無地、チェックやアジサイなどのプリント柄もある。

 ライトオンスデニムのサルエルパンツも作り、全部で40SKU(在庫最小管理単位)。価格は綿の平織りが7000~1万円、カディを用いたシリーズが2万3000~2万8000円。

 施設や介護士を通じて販売する。川尻健市ホリデー商店社長は「おしゃれは心の健康に必要な要素。オークがその役割を担えるようになりたい」としている。

インド綿を使いながら、シャーリングなどで着脱を楽に

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