イズミ、32年ぶりに社長交代 創業家以外からは初

2025/03/14 07:58 更新NEW!


山西社長(左)と町田副社長

 量販店のイズミ(広島市)は4月1日付で、山西泰明社長が代表取締役会長となり、町田繁樹取締役副社長が社長に就任する人事を3月11日に同社本社で発表した。山西社長が創業者で義父の故・山西義政名誉会長から1993年に社長を引き継いでから32年ぶりの社長交代で、創業家以外からの社長は初となる。

ちょうどいいタイミング

 山西社長 今後の成長ドライバーとして新しい食品スーパーをやっていくことを成長戦略の柱の一つにしている。もう一つは、それを進めるためのM&A(企業の合併・買収)戦略をやっていこうということも21年に発表した。いよいよ、これが今期から動いていくわけだが、これは私がやるよりは次の世代にやってもらう。これからのZ世代を中心としたお客様、もちろん今のロイヤルカスタマーと両方の経験を持っている町田氏にやってもらうことが一番だと考えた。これからも10年、20年持続できる新しい成長ドライバーとしてプレーができるんではないかと思い、ちょうどいいタイミングだと思った。

イズミにしかない商品作る

 町田副社長 当社の経営理念である「社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客様の生活に貢献し続ける」をグループ全社で推進し、全てのステークホルダーの皆様のご要望にお応えできるように全力を尽くしていきたい。

 さらにお客様の満足度を高めていくために、山西氏から引き継いだ思いを店舗で具現化していくということを全力を持ってやっていきたい。

 PBの充実であるとか現在、足元で行っている全力応援値下げなど価格に傾注した部分に力を入れていくが、価格以外の〝価値〟という部分においても我々ならではの、イズミグループにしかない商品を作り上げていく。社長として商品の改革、社員自身の改革の両面で進めていきたい。



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