フロー状態とは、「チャレンジングで、高いスキルのレベルが求められ、目標があって、進行状況のフィードバックがあり、創造力と完璧な集中力が求められている」ことを指します。
人が能力を発揮している、やる気を漲らせている、活力にあふれている状態というのは、「仕事」がフロー状態にあるときが多いといわれています。決して、のんびりした状態ではなく、ゆったりした状態でもないようです。
以前は、会社・ブランドの成長、売上達成が、ある意味、フローに似た状況を作り出していました。
だから、やる気、達成感、団結感などが自然に生まれました。そのフローに似た環境を背景に、「がんばれ!」マネジメントが大いに幅を利かせました。本当のマネジメントスキルでチームをつくってきたわけではなさそうです。ですから、企業・ブランドが、ある一定の成長を遂げて、成熟期に入ると、壁にあたった!
「出来上がってしまい、いくらか輝きを失い始めたフロー状態」の中に飛び込んできたスタッフの中には、「企業・ブランド」にぶら下がり、安穏としてしまう者も見られます。
初期のフロー状態の体験を持っている「先輩」から見れば、歯がゆく映るはずです。でも、残念なことに、先輩自身も、今通用する視点、切り口、スキルは持っていない! 結局、真剣に向かい合ったマネジメントができずにいる! 「いまどきの若い者はわからん!」などと言い放って、決めつけてしまう。
でも、世代の違いがあれば、「考え方、感じ方」が違うのは当たり前です。惹きこむ、巻き込む勇気が足りないような気がします。
15年前の社会現象、トピックなどをあげながら振返ると、今の仕事環境が、フロー状態とは程遠いことよくわかります。
だからこ、昔とは違う形・切り口で、新しいフロー状態をつくりだすことが求められています。今、現場、会社が抱える「問題・課題」に目をやって、一つひとつそれらを解決する手法は捨てて、まず、フロー状態を創ろうというパッションが欲しい!
「何を目標に仕事をするのか?」
「どんなチームをつくりたいのか?」
「夢は?」
そういうことから、本気で語ることか始めるのもいいと感じます。
20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!