木の葉モール橋本 地域密着で競合大型SC開業後も順調

2019/08/21 06:30 更新


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 エフ・ジェイエンターテインメントワークスが運営する福岡市の郊外SC、木の葉モール橋本が順調だ。11年の開業以来、毎期増収を続け19年3月期売上高も前期並みの163億円を確保した。昨年11月に商圏が重複するマークイズ福岡ももちが開業、店舗面積が半分以下の約2万2000平方メートルと小さい木の葉モール橋本には、相当の影響が避けられないと見られていたが、地域に密着した施設運営を続けてきた効果が出ているようだ。

(青木修治)

 マークイズ福岡ももち開業後の月次売上高推移を見ると、昨年11月が前年同月比2%減、12月1%減、1月5%減、2月2%増、3月1%増となり、今期に入っても4~6月で前年並みとなった。ハウスカード利用による購買が70%を占めるほど固定客化が進んでおり、売り上げ規模の大きい12月のボーナス商戦対策としてカード顧客向けの例年販促に加え、年間20万円以上のカード購買客向けに新たに10倍ポイント付与セールを実施するなどした効果が出た。

 また、昨年8月に施設内露天の共用空間上空に幅17メートル、3層からなる大型ハンモック遊具「空中あそびばとばんね」を九州で初めて導入、5月までに利用者5万人を突破した。平日の稼働率アップは課題だがリピーターが多く、他施設にない新たな来店動機の一つになっている。

 今期も新たな来店動機作り、施設の利便性改善、地域に打って出る取り組みを着々と進めていく。新たな館内催事としては、6月に「親子で謎解きウォーキング・アルクエスト」を2日間開催、小学生低学年を中心に延べ約800組が有料参加した。利便性改善では、4月からワオンなどの電子マネーや合計9種のQRコード決済サービスを導入、8~10月にはLINE公式アカウントを利用したフードコートの事前注文・決済・呼び出しサービスの実証実験を行う。

 地域密着の取り組みではテナントのスーパーマーケット、サンリブが7月から、車で30分圏内の買い物難民を支援する移動スーパーの運行を行っている。

 今後、2年後の開業10周年に向けた改装計画を立案していくが、「かつての商店街のような地域密着の出会いの場」(宮崎喜彦支配人)を目指す。顧客、SCで働くスタッフ共に地元の住人が多くを占めており、医療や金融機関、行政の出先機関などの誘致も進めて地域住民の生活基盤、交流拠点になる。

非日常体験でリピート率が高い大型ハンモック遊具

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