量販店向けレディスアパレルメーカーの秋冬商戦の中で、特に〝秋〟は売り上げ確保が最も困難な季節だ。気候変動や消費行動の変化で、従来のMDが通用しなくなっている。秋にどう向き合えばいいのかを考えた。
(森田雄也=名古屋編集部)
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記者が量販店向けレディスアパレルを取材し始めた15年程前は9、10月に取材すると「暑くて秋物が飛んだ」としばしば聞いた。「飛んだ」は業界では「売る機会を逃した」を意味する。秋物が難しいシーズンという点では今と大きな差はないと言える。ただ一つ、今と違ったことがある。
〝方程式〟が通用しない
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