LTN 26年春夏から「レッドブル・レーシング×ペペジーンズ」卸販売開始 F1レースの人気背景に

2025/07/28 06:28 更新NEW!


白、赤、ネイビーがブランドカラー

 LTN(大阪)は、26年春夏物から「レッドブル・レーシング×ペペジーンズ」のカジュアルウェアを国内で卸販売する。世界最高峰のモータースポーツであるF1が全世界でマーケティングを強化しており人気が再燃。来年春には日本でもレースが開催されることもあり、好機とみて導入を決めた。10年前にも両者の協業ブランドを扱ったことがある。当時の販売先であるモータースポーツ流通とファッション市場の二軸で50店ほどの卸先を開拓する。

(永松浩介)

 グローバルでは24年秋冬物からスタートしている。ぺぺジーンズは主に営業や生産を担い、F1のレーシングコントラクター(チーム)であるレッドブル・レーシングが全面に出る。これまでF1への関心が薄かった米国の投資会社が資金投下を強めており、映画やストリーミングサービスでも題材に取り上げる事が増え全世界で人気が高まっている。

 来年3月の日本グランプリ開催に合わせ、百貨店などで期間限定店を開く。欧州でも英国開催時は「セルフリッジ」などイメージの良い百貨店でイベント販売をしてきた。レッドブルチームには日本のホンダがエンジンを供給、ドライバーの1人は日本人で注目度は高い。

 10年前にも両ブランドによる協業企画はあったが、ドライバーのレプリカウェアなどがメインで市場は限定的だった。今回はメンズ、レディスのカジュアルライフスタイルウェアのコレクションに絞り、拡販を狙う。

 販路は販売実績のあるモータースポーツショップと、ファッション流通の両軸。Tシャツは税抜き7500~8500円中心、スウェット1万4000~1万9000円がメインで比較的買いやすい。メンズの人気が高いとみているが、レディスも用意した。同社が長年扱っていた「ぺぺジーンズ」は21年にアジア市場から撤退している。

白、赤、ネイビーがブランドカラー


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