ルクア大阪の「妄想ショップ」 消費者と直接つながり“ため息”を解決

2023/11/17 08:00 更新有料会員限定


ルクアイーレ3階入り口に開設した妄想ショップ「わたしの花束製作所」

 消費者から届いた〝ため息〟をもとにしたルクア大阪の「妄想ショップ」が支持されている。ディベロッパーが消費者と直接つながることから生まれた期間限定ショップで、これまでに20以上の新ショップを開設してきた。今秋も9月下旬~11月中旬に六つの妄想ショップを実施し、予約完売が相次いでいる。この〝共感販促〟企画が館のファン作りに結びついている。

(吉田勧)

参加枠は早々に完売

 妄想ショップは毎秋、ルクアイーレ(西館)3階入り口で金・土・日の3日間実施している。10月27~29日に開設した「わたしの花束製作所」(1回税込み1000円)は、3日間で136人の枠が募集開始から5日間ぐらいで埋まり、「(妄想ショップ)史上最速」で完売した。

 花屋のスタッフと話をしながら要望に合うドライフラワーの花束を作る文字通りの企画。一般の花屋での接客の流れと変わらないと思われるが、「花屋のスタッフが忙しそうで落ち着いて話せない」のが現実のようだ。「落ち着いた環境で自分のイメージの花束を作ってみたい」との予測が「ルクアの顧客に見事にはまった」。参加者は20代女性が約45%、30代が38%で、参加者の約8割が「自分のイメージの花束を」作ったという。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定販売最前線ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事