《マスイユウのファッションロードトリップ》サウジアラビア「リヤド・ファッションウィーク」㊤

2025/01/15 15:00 更新会員限定NEW!


 「すべてがサウジアラビアに向かってきている」。最近ドバイからリヤドのホテルに移ったホテルのPRの言葉が耳に残った。こういった言葉から人やお金の流れが見える。確かに街を見ているとその雰囲気を感じる。

(ライター・益井祐)

 19年にメッカへの巡礼のような宗教的訪問以外の外国人の入国を解禁。ビザが必要だが観光目的の渡航が可能になった。街にはドバイやカタールほどの高層建築物はないが、縦横に結ぶ地下鉄が最近オープンし、近代化の一途をたどる。

 ファッションでは「ディオール」の展覧会が開かれたり、クチュールデザイナー「エリーサーブ」の大規模な周年ショーが行われたりとイベントが相次ぐ。中東最大面積を誇るサウジアラビアはファッションにとっても魅力的な存在なのだ。

 そんなサウジの首都リヤドで年に一度開かれている「リヤド・ファッションウィーク」(RFW)。といっても今回が2回目。25年春夏は「クチュールとイブニングウェア」「レディ・トゥ・ウェア」「ストリートウェアやメンズ」とテーマに合わせ、市内の3カ所を会場に6日間にわたり行われた。

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