11月11日は「1」が四つ並ぶその様子から、様々なイマジネーションが膨らむようだ。日本では「ポッキー&プリッツの日」がよく知られる。中国では「独身の日」として毎年、消費イベントの日として大きな盛り上がりを見せる。
プラス(+)マイナス(-)を十一に見立てた「電池の日」、11対11で競技する「サッカーの日」、日本で正式に宝石の単位のカラットを採用したのを記念した「ジュエリーデー」などが、11月11日を記念日としている。由来がすぐに思いつくものもあればそうでないものもあり、想像をめぐらすのも面白い。
繊研新聞では毎年11月11日に、「くつしたの日」の特集を掲載している。日本靴下協会が制定したもので、靴下が二つ並んだ様からこの日に定められた。
靴下は、靴の中にはくインナーとしての役割に加え、家や座敷に上がるときに靴を脱ぐ習慣のある日本では、人の目に触れるファッションの名脇役でもある。過去には網タイツや柄タイツ、カラータイツ、ルーズソックス、タトゥーストッキングなど、主役級の存在に躍り出たこともある。今年はレッグウォーマーを腕にはめるアームウォーマーがトレンドだ。
これからやってくる冬は節電の呼びかけもあり、冷え対策が注目される。冬を前にしたこの日、靴下に思いを巡らせてみてはいかがだろうか。