行動制限の解除や全国旅行支援の実施で、国内の観光地はかつてのにぎわいを取り戻しつつある。
「都道府県魅力度ランキング」には「観光に行きたい都道府県」の項目がある。調査開始以来、14年連続トップなのが北海道。四季折々の自然やグルメ、温泉のほか、野生動物との出会いも魅力の一つ。
釧路市の隣の鶴居村は、その名の通り鶴がシンボル。給餌場には冬の間、多くのタンチョウが美しい姿を見せ、カメラマンや観光客を引き付ける。村の北、弟子屈町にある屈斜路湖に飛来するオオハクチョウの群れも冬の風物詩だ。
北海道の冬に見られる野鳥の中で、人気急上昇中なのがシマエナガ。冬には真っ白く丸い、ふわふわとした姿を見せる。その愛らしさで「雪の妖精」とも呼ばれ、写真集も売れている。
もふもふ、ふわふわしたものを見たり触れたりすると、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌するといわれる。オキシトシンはストレスを抑制し、心身をリラックスさせる。
コロナ下の生活や不穏な世界情勢など、ネガティブなニュースが多い昨今。知らないうちにストレスや疲れもたまる。ファッション業界でも近年、フェイクファーやボアなどのふかふか、もふもふとした素材が人気なのは、疲れた心身が癒やしを求める証しなのかもしれない。