大阪・関西万博が開幕して2カ月が経ち、開幕前と比べて変化が見えてきた。大阪市内を歩いていると、公式キャラクター「ミャクミャク」のキーホルダーをバッグにつけている人が増えたこともその一つ。発表時はマイナスな意見もあったが、見続けるうちに愛着がわくのだろう。
ミャクミャクは、細胞と水が一つになって生まれた生き物がモチーフ。赤は「細胞」、青は「清い水」で、形を変えられるという特技を持つ。赤い部分を生かし、人気キャラクターとの協業にも力を入れている。なかでも「サンリオキャラクターズ」との協業品は、若者を中心に人気で欠品が相次いでいる。
ミャクミャクグッズの人気はすさまじく、公式ショップはどこもにぎわっている。海洋堂が手掛けるミャクミャクのカプセルフィギュアや、白黒のミャクミャクのキーホルダーは、入手困難とSNSでたびたび話題に上がっていたりする。
公式サイトによると「約2兆円の経済波及効果が見込まれる」という。会場では、繊維・ファッションに関する展示やイベントも増えている。業界にとっても、良いきっかけになってほしい。
(祥)