「ミヤオ」(宮尾史郎)は19~20年秋冬、黒をメインカラーにしてエレガントな方向へとシフトした。パターンにこだわりながらシンプルに仕上げるのが、この間のミヤオのスタイル。そのシンプルな部分は残しながらも、リアルクローズのイメージよりもクラシカルなエレガンスを感じさせる。つややかなキュプラや綿別珍といった素材使いもエレガントなムードを強調する。
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襟がショールのようにドレープを作るウールビーバーのコートやジャケットは、ミヤオらしいシンプルなカットだが着方によっていろいろなドレープを楽しめる。そこにボウブラウスを合わせることで、どこかきりりとしたムードを作る。ふんわりと膨らんだチューブトップをトップの上に重ねて、ドレープ感のあるブラトップとして造形的なシルエットを作る。ウールメルトンモッサのコートは、大きな襟でどこかガーリーな印象。
価格はウールビーバーのジャケット6万2000円、綿ブロードのボウブラウス2万1000円、ウールストライプのペプラムディテールのスカート4万7000円、ブラトップ3万円。