イタリアで7月に開かれた国際素材見本市のミラノウニカ(MU)26~27年秋冬には国内外から多くのバイヤーが訪れた。国外来場者は前年比10%増で、国別ではオランダ46%増、ドイツ33%増、英国23%増、米国16%増、フランス14%増、日本9.5%増など。中国は3.5%減、韓国は14%減だった。シモーネ・カンクリーニMU会長は「ここに来れば質の高い製品が見つかるとの認識がバイヤーに定着した」と評価する。
(関麻生衣、写真=マルコ・ベルトリ)
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環境対応を重視
MUはイタリアを中心とする欧州、日本、韓国のテキスタイル企業で出展者を構成する。欧州企業はサステイナビリティーへの対応を徹底しているかを出展基準の一つにし、素材開発のためのリサーチを行い「市況が危機的な状況の中でも」クリエイティブを追求している企業を選定しているという。