クリーンムードに〝らしさ〟ひとさじ

2015/11/26 05:42 更新


 立ち上げ5年前後を中心とした東京ブランドの16年春夏物は、クリーンなムードをベースにした、着こなしに取り入れやすそうなアイテムが揃う。各ブランドとも、海外販路を含めて卸し先開拓に力を入れている。駅ビル・ファッションビルとの差別化を狙って、百貨店がこうしたブランドに声を掛けるケースも増えており、今後、売り場で目にする機会も増えそうだ。


■ミューラル ガーリーでコケティッシュ

 村松祐輔と関口愛弓が10年に立ち上げた。16年春夏は、ソフィア・コッポラ監督の映画「ザ・ヴァージン・スーサイズ」に通じる、思春期の女の子のスタイルを揃えた。引き続き素材開発に力を入れている。

 特徴的なのが真っ白なフェイクファーだ。毛足をつぶしてエンボス加工をかけ、春夏でも違和感のない風合いにした。サイドにバックルを飾った、コケティッシュなドレスやスカートに仕立てている。ベアショルダーのフリルトップを1万9000円で企画するなど、見せるアイテムと売るアイテムのバランスも取っている。

 伊勢丹新宿本店2階や西武池袋本店など、百貨店からの引き合いが高まっている。

続きは繊研新聞で



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