【パリ=小笠原拓郎】26~27年秋冬パリ・オートクチュールは、クチュールメゾンらしい手仕事を生かした造形美が花開いた。まるで童話の世界に迷い込んだような演出や、宇宙の神秘を背景にしたコレクションなどが相次いだ。
シャネルの会場に入るとそこはサロンのような空間。しかし、壁には巨大な花が毒々しく咲き乱れ、太い茎が絡まるように伸びている。まるで『ジャックと豆の木』の物語の中にすっぽりとはまり込んでしまったような錯覚を起こす。
ショーが始まると、シャネルらしいふんだんに手仕事を入れたスタイルが次々と登場する。透け感のあるチェックのスーツは繊細で壊れそうな雰囲気。小さな花を散りばめたスーツはおとぎ話と重なるような装飾だ。
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