「22年、子供服はきっと変わる」。ナルミヤ・インターナショナルは今春、ECブランドを立ち上げる。100~160センチの女子向け。基幹ブランド「プティマイン」は売上高100億円規模となり同社の成長を支えているが、開始から10年以上が経ち、同様のナチュラルテイストの子供服が市場にあふれて価格競争に飲み込まれている。新ブランドはポップな色使いやダンスカルチャー、スポーツなど子供の日常の変化を捉えて形にし、新しい客層の獲得を目指す。石井稔晃社長に意気込みを聞いた。
(金谷早紀子)
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ローティーン向け「ラブトキシック」のイメージガールオーディションをした時、びっくりしたんですよ。今の中学生はダンスも歌も本当にうまく、表現力もあり、意識が高い。まだ子供だと思っていたのを反省した。ジュニア服は、学校に着ていく服、ディズニーランドに行く服などと場面を設定して作っていましたが、今やその設定が狭くなり、彼女たちはもっと外に飛び出してお姉さんブランドを見ている。ママ、パパが安心する服を作ろうとするばかりに、当事者の欲求に応えられていなかったと感じています。