バングラデシュの縫製工場が操業再開している。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためにロックダウン(都市封鎖)を続けてきたものの、長引く操業停止は基幹産業である衣料品輸出を含めた繊維産業への影響が大きく、国全体の経済の先行きが懸念されるためだ。再開を求める業界や生活の糧を失うことを恐れる労働者の声も無視できないこともあるが、工員が出勤できなかったり、海外からの受注の減少、折からのラマダン(断食月)とその後の休暇が重なり、フル稼働には至っていない。
(近藤康弘)
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