西日本鉄道の大型複合施設「ワン・フクオカ・ビルディング」(ワンビル)が4月24日、福岡市天神にオープンする。20年3月に閉館した天神コア、天神ビブレや福ビルの跡地を一体で再開発、天神の新たなランドマークとして動き出す。
商業施設は地下2階・地上4階。テナントは約130で九州初や県内唯一、新業態が6割強を占める。国内最大級の「シャネル」やファッション、アウトドア・スポーツ、ライフスタイル、飲食など幅広く集積。広々とした1階「グランドロビー」は、イベントや展示会などが開催でき、アート作品を展示(館内全体では124点)。「多様な価値観や文化が集まり出会うことを体現する」場を目指す。
天神地区は規制緩和などを活用した民間ビルの建て替えを促す「天神ビッグバン」プロジェクトが進行中で、ワンビルもその一つ。27年開業予定のイムズ跡地や30年開業を目指す福岡パルコや新天町商店街など大型一体開発を控える。