《小笠原拓郎の目》サステイナブルとクリエイションの在り方を考える

2019/09/02 06:29 更新有料会員限定


 20年春夏メンズコレクションを踏まえ、デザイナーのクリエイションとサステイナビリティー(持続可能性)の取り入れ方にちょっとした違和感を覚えている。サステイナブルを売りにしたコレクションが、あまりにも目立つからだ。レディスのデザイナーコレクションを目前に控え、サステイナブルとクリエイションの在り方を改めて考えたい。

(小笠原拓郎編集委員)

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 デザイナーブランドのコレクションに本格的なサステイナブルの流れが広がったのは、エレン・マッカーサー財団による経済リポートが一つの契機だった。その後、環境への配慮をクリエイションの柱にしていた「ステラ・マッカートニー」のようなブランドに脚光が当たり、ケリンググループをはじめとするコングロマリットがサステイナブルなファッションビジネスを標榜(ひょうぼう)することで、その意識が一気に広がった。

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