総合衣料品店のオーバヤシ(愛知県豊橋市、大林成行社長)は、店舗、本部の社員、契約パートスタッフ全員に一律1万円の「新型コロナウイルス対応慰労金」を支給した。
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同社は昨年来、来店を促す積極的なイベントを繰り広げ、スタッフも一体となって盛り上げてきた。今年は2月以降、新型コロナウイルスの影響でイベントが実施できず、服も売れない状況が続いていたが、4月は昨年を上回る売り上げを維持しており「社員、パートの頑張りに感謝したい」と、慰労金の支給を決めた。
同社は愛知県三河地域に4店を持つ。4月21日現在、在籍している28人に24日、支給した。
全スタッフに感謝 大林成行社長
イベントが打てず苦戦する中、4月もパジャマや部屋着、リビング関連は売れているものの、全体では服は前年比30%減と落ち込んでいる。取引先のアパレルメーカーからマスクなどを供給していただき、服の売り上げを何とかカバーできた。感染が広がる中、パートスタッフは、ほぼ通常通りの出勤率で協力してくれて、大変ありがたいと感じている。
感染予防として手洗い、うがいの徹底、体温チェック、レジ前でのソーシャルディスタンスの確保、レジの防御シート、買い物カゴの消毒などを実践しているが、神経を使いながらお客様に接してくれているスタッフなど、全社員、全パートスタッフに感謝している。