「オニツカタイガー」 裂き織を現代風にアレンジ

2017/06/27 04:25 更新


 アシックスジャパンは「オニツカタイガー」で、岩手県盛岡市にある幸呼来(さっこら)ジャパンの「さんさ裂き織り工房」と協業でシューズ3品番を発売した。

 今回の協業は江戸時代から伝わる伝統技術「裂き織」を使い、アパレルメーカーなどで生産で余った布を再利用する「さっこらプロジェクト」の一環として企画。裂き織は木綿が貴重だった時代に生まれた暮らしの知恵で、布を細かく裂いてよこ糸を作り、織り機で一段一段丁寧に織り込んでいく。工程のほとんどが人の手で行われており、機械では表現しにくい暖かみのある独特な風合いを生み出す。

 オニツカタイガーの定番モデル「メキシコ66」と「ローンシップ2.0」をデザインベースとして「地域の伝統技術をサステナブルに」をテーマに東北の織り子が作る裂き織を採用した。メキシコ66はアッパー全体にカラフルで色鮮やかなブルーやレッドの裂き織を縫い合わせた。1万4000円。ローンシップ2.0はホワイトのアッパーにボーダー調に縫い合わせた裂き織をサイドに取り入れた。1万5000円。

「メキシコ66」に「裂き織」を取り入れた協業シューズ 



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