《トップインタビュー2024》オンワードホールディングス社長 保元道宣氏 成長戦略を加速し攻めへ

2024/01/10 11:00 更新有料会員限定


保元道宣氏

 23年2月期の連結業績は4期ぶりの営業黒字となった。30年度を見据えた中長期経営ビジョン「オンワード・ビジョン2030」の3年目の今期も、期初予想から上方修正するなど好調で増収大幅増益を見込む。来期は新中期3カ年経営計画の初年度として、成長戦略に向けた取り組みを強める。

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OMOに高い支持

 ――今期の状況は。

 19年からコロナ禍をはさんだ4年間にわたる事業構造改革に一区切りがつき、成長戦略にシフトしていく基盤ができたと実感しています。特に、オンワード樫山のOMO(オンラインとオフラインの融合)型の新サービス「クリック&トライ」は388店(23年11月末時点)に拡大、店頭で複数のブランドが試着できる・購買できるなどお客様の支持が非常に高い。来店が増え、売り上げも伸びており、24年以降も楽しみな基盤ができました。

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