25年春夏パリ・メンズファッションウィーク ショーの新しい表現

2024/06/24 06:30 更新有料会員限定


 【パリ=小笠原拓郎】25年春夏パリ・メンズファッションウィークに、新しいショーの表現を模索する動きが見られる。このところのファッションショーはセレブリティーを招いての社交とセレブマーケティングの場が増えているが、こうした流れとは違う位置づけのショーが目を引く。それは、新しい服の発表というよりも、ショーを通じてアートのような世界を表現すること。服のディテールにはこだわらず、より大きなブランドの哲学を表現しているように思える。セレブマーケティング全盛のショーの在り方に一石を投じる動きだ。

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 黒いコートのサイドは大きくくり抜かれ、その周りを波打つフリルで縁取る。コムデギャルソン・オムプリュスは、フリルの装飾で見せるアブストラクトなエレガンス。黒いジャケットの襟も大きく波打つフリル。ベルベットジャケットはカットオフの生々しさとラメの輝きがコントラストを描く。

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