9月23日から始まるパリ・ファッションウィークは、アーティスティックディレクター(AD)に関する話題が大きな注目を集めている。
新ADとしてアレッサンドロ・ミケーレを迎えた「ヴァレンティノ」。29日に開かれる彼による初のショーは、ウィークのハイライトの一つだ。エクレクティックで大胆なビジョンを持つミケーレが、ヴァレンティノのヘリテージとコードをどのように再解釈するのか、期待が高まっている。
カムバックが期待されていた「Yプロジェクト」は、クリエイティブディレクターのグレン・マーティンスが6日に退任を発表し、予定されていたショーは中止となった。また、今年ADが去った「シャネル」や「ドリス・ヴァン・ノッテン」など、各メゾンがどのようなクリエイティブアプローチで新たなコレクションを披露するかが注目される。
昨年ドーバーストリートマーケットパリでの初ショーで注目を集めた「ニッコロ・パスクアレッティ」は、ついに公式カレンダーで初参加のショーを開催する。
(パリ=松井孝予通信員)