【パリ=小笠原拓郎】25年春夏パリ・オートクチュールは、いつになく静かに幕を開けた。いつもより少ない顔ぶれ、デザイナーではなくクリエイションスタジオによる新作発表など、今一つ話題に欠けるシーズンではある。ただ、スタジオチームによる制作ではあっても、そこに手仕事の技を感じることはできる。
シャネルはパリの歴史的建造物グランパレに、二つの白いアーチのランウェーを作った。それはシャネルのダブルCをかたどったもの。そこにパステルカラーの軽やかなスタイルが登場する。
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