接客されるのが苦手なお客が増えているといわれています。セルフ販売のショップやネットショッピングに慣れた世代に多く見られます。 小さなサインに気付いて働きかけて、「こんなスタッフの接客ならば、受けてみたい!」と思われる販売員を目指してみませんか?
(出典:リテールコミュニケーションサービス「レックスタッチ」)
CASE1.スタッフと目を合わせない
スタッフを必要としていない、入ったばかりだから声をかけて欲しくない、ただいろいろと見たいだけ・・・など、お客様がスタッフと目を合わせない理由もたくさんありそうです。
⇒対策
売り手目線で、無理にアプローチをして、すぐに商品情報を伝えるのは、確実に「地雷」を踏みます。ブランドらしさを表現する身なり、着こなし、所作を保って、落ち着いて対応します。「どうぞ、ごゆっくりごらんください」の気持ちが伝われば十分です。
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CASE2.イヤホン(ヘッドホン)をしている
イヤホンをしているのは、声をかけないでと言うメッセージと教えるコンサルがいます。間違っています。拒否サインと決め付けないこと。今は、音楽を聴きながら歩くのは、普通に見られる習慣にすぎません。
⇒対策
自分の時間を楽しんでいることに気遣いを示して、邪魔をしないようにします。無視をせずに、「のんびりと歩くのに気持ちのよい日ですね」などと、フリーな時間への共感を伝えます。 イヤホンをして、「表情」もこわばり、あきらかにスタッフの目線を気にしている様子ならば、拒否サインかもしれません。この場合も、同じ対応をしましょう!
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CASE3.ただ、「見ているだけ」
「見ているだけ」というお客様の言葉にもたくさんの意味があります。比較検討している場合もあります。まだ入店したばかりで、声をかけるのは早すぎると感じている、ちょっと気になって入ってみた、あなたには相手をしてほしくないというやんわりとした拒否。
⇒対策
お客様に、「見ているだけ」というセリフを言わせてしまうと、本当に、「今日は、見ているだけなんだ」という自己暗示になります。 声かけはタイミングが大切です。無理に近づきすぎずに、間合いを取り直します。「お召しになりたい一枚は見つかりましたか?」「私も、そちらの商品をみた瞬間に素敵だなと感じました」などと伝え、反応がなければ、「失礼いたしました。ごゆっくりご覧ください」と引き下がります。 「見ているだけ」と断られると、買う気がないと決め付けて、素っ気無く引き下がるスタッフが多く見られます。姿勢が良く、「気」が抜けていない緊張感を持っているお客様は、「本当は、探しているものがある」「買い物を楽しみたい」というサイン。そのサインに対して、共感を伝える一言を忘れずに!
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