日々の接客では、思わず言葉に詰まったり、焦ったりする場面に出合うもの。そんな時、どう対処しているのでしょうか。
繊研新聞社は2月に全国の店長50人にアンケートを実施し、困った経験と対策、スタッフにアドバイスしている事柄を聞きました。
ケース2 試着後の反応がいまひとつ・・・
■コーディネートの工夫で着られます
お客様に「太って見えないか」と聞かれたとき。コーディネートを工夫し提案します。
例えば、ふんわりしたトップにベルトを付けたり、細身のボトムを合わせます。淡色には、ネイビーや黒など引き締める色を合わせます。
「太って見えない」と断言するのは、時にお客さまの気持ちを閉じさせてしまうので、「こういう工夫で着られる」というお薦めをします。
(イッカ・ララガーデン長町店店長=伴香菜子さん)
■試着中に気になる点をカバーできるアイテムを用意します
試着後、お客様の反応が悪く、あまり似合っていなかった時。まずは一つ良い点を見つけて褒めます。
「色白なので、ピンクがお似合いです」など。その後、お客様に似合いそうなアイテムをこちらからも提案します。
試着中に「もしかしたら、ここが気になるかも」と気になる点を予測し、カバーできるアイテムを1~3点用意しておきます。
「お客様の雰囲気によく合いそうです」や「こちらはAラインで腰回りが気にならない人気のアイテムです」と薦めることで、お客様が普段は選ばないアイテムの購入につながることもあります。
(マジェスティックレゴン・アラモード大宮ルミネ店店長=森脇佳苗さん)