札幌・大通に8月、鹿島建設が運営する新商業施設、4PLA(ヨンプラ)がオープンした。27~29年にかけて、同エリアは低層に商業施設を導入したオフィスやホテル複合型の高層ビルが完成していく再開発の最中。4PLAで勢いがより加速する。物販・飲食だけでなく、来館者が自由に使えるフリースペースを設けるなど、地域のコミュニティーの場としても一役買おうとしている。
【関連記事】札幌「4PLA」 1階の3店が4月25日に先行開業 館内アートを順次展開
中小事業者の力に
立地は別会社が長年運営し、22年に老朽化などを理由に閉館したファッションビル、4丁目プラザ跡だ。ビルの名称は札幌4丁目プレイス。4PLAは1~3階の物販と地下1階の飲食街の4層で構成されており、4~13階には企業のオフィスが入っている。
鹿島建設の主力事業はオフィスビルの運営であることから当初はオフィスのみとの計画だった。しかし、地元から国内外の観光客まで集まる商業集積地である大通では、街作りへの貢献の観点でも商業機能を持つビルにするのが適切と考え現在の形になった。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!
