【上海支局】日本より一足早く新型コロナウイルス感染が収まりつつある中国では、消費も回復してきている。今年の春節(中華圏の旧正月)は1月25日だった。上海市内の百貨店は春節直前まで堅調に推移していたが、1月23日に武漢封鎖が発表されると一気に消費が冷え込んだ。2月は軒並み前年同月比80%減前後まで落ち込んだ。3月以降は徐々に回復し4月には20%減、5月に入り前年の実績近くまで戻している店舗が多い。近年、中国ではネット販売が存在感を増している。自宅待機によってそれが加速し、中国国家統計局の4月社会消費品小売総額調査によれば1~4月にネット販売された実物商品販売額は社会消費品小売総額の24.1%を占めた。コロナ後の小売店は、今まで以上にネットの活用が不可欠になっている。
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ライブコマース強化
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