スタンプス、英3ブランド販売 既存との相乗効果創出

2020/01/23 06:28 更新


 スタンプスは昨年末に英国の「オーエンバリー」、「ボーモントオーガニック」「ウォレスアンドスウェル」の3ブランドの販売代理店となり、20年秋冬物から販売を始める。既存ブランドとの相乗効果を創出していく。

 3ブランドはこれまで、英国ブランドのインポーターの渡辺産業(東京)が日本の総代理店として輸入販売を担ってきた。総代理店は渡辺産業が継続するが、実際の輸入販売業務が、渡辺産業からスタンプスに移される。同社はレディス系のライフスタイル提案型の卸し先が多いことから、3ブランドの新たな販路を増やしていく。今月末の展示会から受注を開始する。

 オーエンバリーは英国の老舗シープスキン製品メーカーで、オーエンバリーブランドは食肉産業の副産物の皮だけを使用するレザー製品で構成する。手袋からスタートし、アパレル、服飾雑貨、インテリア雑貨などに広げてきた。

 ボーモントオーガニックは英国デザイナーのハンナ・ボーモントが手掛けるレディスのエシカル(倫理的な)ブランド。フェアトレードで手配したオーガニックの生地を使用し、少しひねりを入れたシルエットが特徴。心地よさを重視したモダンなスタイルを提案する。価格はシャツブラウスで2万円台前半~3万円、カットソーアイテムで1万円台後半。

 ウォレスアンドスウェルはロンドンのテキスタイルデザインスタジオのブランド。美しく複雑に組み合わせた幾何柄などを表現したテキスタイル製品を提案する。

 同社はリラックスウェアの自社ブランド「スタンプアンドダイアリー」「ユティリテ」や、仏バッグ・小物ブランド「タンピコ」など既存ブランドとの親和性があるとして、3ブランドを既存卸し先に広げていく。一方、3ブランドの既存卸し先には同社の既存ブランドの販売を広げていく。

オーガニックでエシカルを基本とするレディスブランド「ボーモントオーガニック」


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