ストライプがECの新ブランド プチプライスから社会支援に関心を

2020/12/07 06:29 更新


 ストライプインターナショナルは来年2月、新たなECブランド「スラー」を立ち上げる。ターゲットはファッショントレンドに敏感な20~30代のミレニアル世代だ。「サステイナブル(持続可能性)」「プチプライス」「支援活動」を鍵にユーザー参加型の共感マーケティングを目指す。初年度の売上高目標は3億円。

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 ブランドテーマは「For someone~ファッションを通じて、だれもが誰かの力になる~」。再生素材の使用や、売り上げの一部の寄付などで環境問題や社会課題と向き合う。手に取りやすくするため、トップ1700円からのプチプライスとした。

 支援活動の一環では来春、サンリオと協業し、「もふもふプロジェクト」を販売する。犬などペット向けのスタイなどがあり、売り上げの一部は動物保護団体に寄付する。消費者とブランドが一体となり、社会支援できるようなカプセルコレクションを定期的に出す。

 これを機に、小ロット生産に対応する中国工場2カ所と新たに提携、今後も同様の工場を増やし、EC専業やDtoC(メーカー直販)ブランドの生産面を整えていく。14年8月から人権・労働・地球環境に配慮するフェアサプライチェーンに取り組んでおり、新規の中国2工場もこの監査基準まで引き上げる。

 販売は2月3日から「ゾゾタウン」、2月10日から自社EC「ストライプクラブ」で始める。

「長く着てもらいたい」と日常になじみやすい色を取り入れた

=関連記事は繊研新聞本紙・電子版12月7日付の3面に

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