がもうよんちょうめ(古川富雄)

2015/07/22 18:23 更新



ハンバーグで有名な大阪・昭和町の名店「ボストン」もある


大阪市城東区蒲生(がもう)四丁目。全国的には無名だし、大阪の人だって「ああ、○○の町ね」ということにはならない普通の町。

大阪大空襲から免れたことで、戦前からの民家、長屋が残っており、ちょっと懐かしい住宅街が特徴といえばそうなんです。

少々話を加えると、芸人のタムケンが焼肉屋を出して話題になったことはあります。地元が近い人にとっては、めちゃめちゃ昭和イメージで安いパフェとイカ焼きが売りの白泉堂かなあ(私の嫁がそうです)。

個人的には、元気な体育会系オーナーだったブティック「マイコレクション」を思い出します。 

で、この「がもよん」に、古い家をリノベーションした飲食店が増えています。地元の不動産業とコンサルタントが中心になり、町興しをしています。それが「がもよんプロジェクト」。

飲食店はイタリアン、焼肉店、洋食、韓国料理、カフェなど16店ある。なかでも、いい感じなのが、築110年の米蔵を再生したイタリアン「ジャルディーノ」(写真下)。窓から見える庭の木々が、なんとも美しい。



 

ランチに入った「スクオーレ」(写真下)は、ナポリピザの専門店。本格的な石窯があり、香りのいいピザを出します。ここも築110年の平屋で、かつての暮らしぶりが垣間見えます。

 

  

そして8月には、初の物販施設「マニアック長屋」がオープン。町は第二幕を迎えようとしています。

 


外観をそのまま活用する「マニアック長屋」

 

世界遺産や名建築ではないけれど、庶民が暮らした証を残すのは意義があると思う。詳しくは、まもなく掲載予定の「ファッションパワースポット」をご覧ください。






古川富雄 大阪支社編集部長が、関西のファッションビジネス情報の周辺、裏を紹介



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